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・ 記者の目:顔の傷労災補償男女差=古屋敷尚子(京都支局)

報道によると、米兵犯罪に巻き込まれた被害者や家族、弁護士らでつくる「米軍人・軍属による事件被害者の会」(大阪市)の講演会が28日、山口県岩国市民会館で開かれる。「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」が、4周年総会の記念集会として企画。被害者の会の海老原大祐代表が「沖縄米兵が引き起こした交通事故被害者遺族の声」と題して講演する。

 海老原さんは1996年2月、北中城(きたなかぐすく)村で、当時19歳だった長男を米兵による交通事故で亡くした。損害賠償を求めて提訴したが、相手の米兵が裁判中に米国に帰国するなど、日米地位協定の不平等さや米兵犯罪での被害補償の難しさに直面。こうした経験から同年に被害者の全国組織を結成し、各地で講演活動を続けている。

労働災害で外見に傷跡が残った場合、男性は女性に比べて補償給付の内容が大幅に「不利」になっている。厚生労働省がそんな障害等級の認定基準を見直すことを決めた。きっかけは、極端な男女差を違憲だと訴えた男性が勝訴した京都地裁判決(5月27日)だ。国が控訴せず判決が1審で確定したのも、制度があまりに老朽化し、反論できないと考えたからだろう。性別だけで物事を単純に割り切れない時代だ。見直しにあたっては、性別以外に年齢や職種・職歴、作業の危険度、配偶者や子供の有無など、個人差を総合的に反映させるよう望みたい。


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