・ 危険運転致死傷で容疑者を書類送検
報道によると、秋田市の国道で昨年10月、3人が死亡、3人がけがをした交通事故で、秋田東署は12日、泥酔状態で運転し、対向車の男性を死亡させたなどとして、大手居酒屋チェーン「魚民」店員、荘司卓哉容疑者(当時24)を危険運転致死傷容疑で、秋田地検に書類送検した。同容疑者は事故で死亡している。調べでは、荘司容疑者は昨年10月12日午前8時20分ごろ、秋田市河辺和田の国道13号で、酒に酔って軽乗用車を運転。前を走っていた車に追突した後、対向車線にはみ出し、対向車2台と衝突し、同乗していた男性(当時30)と、対向車を運転していた男性(同76)を死亡させるなどした疑いがある。荘司容疑者の血液から、基準値を超えるアルコールが検出された。
同署などによると、荘司容疑者は事故直前、店の従業員らが出席する会議に出席。会議には17人が参加し、未明から早朝まで2時間以上飲酒していた。県警は、出席者についても危険運転致死傷幇助(ほう・じょ)容疑などで調べていたが、同容疑者が運転して帰ったことを把握しておらず、立件を見送った。
肉片付着については、会社員の車が男性をひいたとしたら、肉片以外の血液や組織片が付着していないと不自然と指摘。弁護側が実験結果などから主張した、車が男性を回避した際に肉片を巻き上げて付着した可能性を「合理性を有する」とした。
タイヤ痕についても、同種の形状をもつタイヤが県内で大量に流通していることなどから、「被害者をひいたタイヤと被告車両のタイヤが同種形状である可能性を示すに過ぎない」と、検察側の主張を退けた。
金沢地検の金山陽一次席検事は「判決の内容を十分に検討した上、適切に対応したい」とコメントした。

